75200円の後期医療保険料 大幅引き下げを求める
後期高齢者医療保険の保険料が、26日に開かれる県広域連合議会で審議されます。1月17日の医療懇話会に提出された資料によれば、2014年度と15年度の保険料(案)は、被保険者一人当たり、従来より6円下げ、年間7万5230円となっています。
日本共産党埼玉県委員会は、剰余金と基金を活用して、保険料の大幅な引き下げを求めています。決算剰余金は82億円、財政安定化基金は84億円あります。当局は、このうち基金は温存、決算剰余金は67億円だけしか使わず、保険料はたった6円しか下げない案を出しています。埼玉県の平均保険料7万5236円は、全国で高いほうから6番目か7番目で、滞納者は全県で1万4千人を越えています。物価値上げ、年金の引き下げに加え、予定される消費税増税で、高齢者の生活は厳しさを増しています。剰余金のすべてと基金の一部を活用すれば、後期医療保険料の大幅引き下げは可能です。
社会保障をよくする蕨の会(佐藤一彦会長)は今度の広域連合議会に、保険料の大幅引き下げを求める団体請願書を提出しました。
|