健康アップ計画推進講演会で「健幸」なまちづくりを学ぶ(やまわき紀子)
2月5日、文化ホールくるるにおいて、わらび健康アップ計画推進講演会が開催され、参加してきました。
「健幸」を核とした新しいまちづくりと題して、筑波大学大学院の久野譜也教授が講演しました(写真)。
久野氏は、高齢化・人口減少が進んでも地域住民が「健幸(身体面だけでなく、生きがいを感じ、安心安全で豊かな生活がおくれること)」であるためには、そこに暮らすことで健幸になれるまちスマートウエルネスシティを提唱。SWCの実現には?公共交通インフラの充実や、緑道・歩道・自転車道等ハード面でのまちづくり?健康医療データ分析と総合的データ的根拠に基づく客観評価?健康増進実践者にとって有益になるもの?社会的なつながりの醸成、の4つの要素を自治体のデータに基づき説明しました。そして、多くの住民が健幸になれるまちづくりとは、「すなわち歩いて暮らすまち」をつくるためには、市民が便利さだけを追求しすぎない生活を許容できるか、にぎわいづくりや、まちの集約化、車依存から退却できる公共交通の整備などをあげました。最後に、蕨はかなりまちづくりができているので、ぜひ蕨でモデル都市をつくってほしいと述べられました。
このまちに住むと自然と歩いてしまう、歩き続けてしまうまちづくりには、まず市民の理解が必要であると感じました。
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