核兵器廃絶に向けて行動しよう - 原水禁大会・広島の閉会総会で提起‐蕨原水協から4人参加
原水爆禁止2014年世界大会・広島は、広島市で8月4日から6日まで開催され、4日の開会総会には6千5百人、6日の閉会総会には7千人が参加しました。この大会に原水爆禁止埼玉県協議会から182人、原水爆禁止蕨市協議会(蕨原水協)からは4人が参加しました。
今年の大会は、来年4月に国連本部で開催される核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、核兵器全面禁止の世論を大きく広げるための意思統一の場として重要であり、国内情勢としては、安倍内閣が、「戦争できる国づくり」を進めていることや、放射線被害をもたらす危険性がある原発を再稼動しようとしている中での開催となりました。
4日の開会総会は、国際会議宣言起草委員長の冨田宏治関西学院大学教授が主催者報告を行い、日本原水爆被害者団体協議会代表委員の坪井直氏(89歳)の来賓あいさつ、海外代表や国内各地からの活動報告がされました。松井広島市長及びインドネシアのデスラ・プルチャヤ国連大使のメーセージも紹介されました。
5日はフォーラムと17の分科会が開催され、蕨の代表団は、それぞれが事前に申し込んだ分科会に参加しました。
6日の閉会総会は、被爆者の内藤淑子さんの訴えや、国連代表・各国政府代表の発言があり、アンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表に410万の署名を手渡す「署名プレゼンテーション」(写真)が行われました。続いて海外や各地から活動報告と決意が述べられた後、「広島決議」が提案・採択され、最後に、日本原水協の安井正和事務局長が行動提起を行いました。安井氏は、「2015年のニューヨーク行動に向けて、ただちに足を踏み出しましょう。9月26日の核兵器廃絶デー国際共同行動を成功させましょう」と訴えました。
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