市政アンケートの結果概要 - 「くらしが悪くなった」6割 - 耐震化推進・借金削減などに高い評価【頼高市政】
この夏実施した日本共産党市議団の市政アンケートに274件の回答がありました。「くらし向き」の問いには、「よくなった」7%、「悪くなった」61%、「かわらない」32%で、自由記述では「便乗値上げが起きている」「社会保険料を払ったら1日千円の食費しか残らない」「ベースアップがあったのは大企業ばかり」「節約節約の生活です」「私共の店は売り上げが下がっている」など、消費税増税や年金切り下げへの怒りや、切実な暮らしの実態が多くつづられています。
「市長の政策で良いと思うもの」との問いには、「公共施設の耐震化の推進」が145人で1位、次いで、「市の借金の削減」131人、「国保税の負担軽減」123人などです(詳細は、記事「市政アンケートの結果がまとまりました」のPDFファイルの表を参照ください。以下同じ)。
「いま困っていること」には、「自分の老後」が150人でダントツの1位、「健康」84人、「医療費」79人で(表)、国の社会保障制度への不安が背景にあると思われます。「関心のある制度」については、「介護サービス利用料負担軽減」が101人で1位、次いで、「ぷらっとわらび(バス)高齢者・障がい者無料化」87人、「在宅要介護高齢者手当・家族介護慰労金」84人、「生活保護」77人、などでした(表)。
来年の消費税増税に反対 78%
市民生活に密着にかかわる国の制度についても聞いています。「来年の10%への消費税増税」には、「賛成」が12%、「これ以上の増税に反対」など、消費税そのものに反対する意見を含めた3つの回答の合計で、「反対」が78%でした(表)。自由記述意見では、「この4月、増税幅3%分以上値上げされ、便乗値上げではないか」等の意見が多数あった他、「子供と出かける際も、サイクリングやお散歩、図書館等、無料の場所にしか行かない」「増税した結果、税金はどこへ使われたかわからないので納得がいかない」などの意見があります。「増税賛成」とした人でも、「福祉に使われるとの前提で」「増税分を自民党の都合でばらまくのは許せない」「食料品は非課税にすべき」など、条件付き賛成が目立ちました。
国の政治に不安 74%
「国の政策の中で関心を持っているもの」との問いでも、「消費税」が182人で1位、「年金引き下げ」が179人(表)。「国の政治・安倍政権の政策について」には、「安心できる」7%、「不安である」74%、「どちらともいえない」19%でした(表)。
国の政治については、「自民党政権の強慢な政策に歯止めをかけなければ戦争が起きてもおかしくない」「退職金も出ない企業ばかり、若い人も『こんな給料じゃ結婚できません』と言う」「福島出身です。原発再稼動反対。日本を福島のようにしてはいけない」など、日本が進んでいる方向を心配する意見が見られます。
日本共産党への期待も
日本共産党への意見・要望の欄にも多くの意見がありました。「この国で唯一確固たる信念を持ち、平和を守り弱者を支え知性に溢れる党」「まともな意見をはっきり述べていることが好感持てます。これからも主義主張を全うしていただきたい」「自民党のおかしな点を指摘してあばいてほしい。これ以上おかしな法律をつくらないよう監視してほしい」「地域に対して良く面倒を見てくれていると思う。これからも皆の為の党であってほしい」など、期待の声がありました。
一方で、「日本共産党の党是・政策等どれを見ても夢物語で馴染めない」「国民の生活向上のためには、国の経済力をどうつけるかだと思うのでイデオロギーだけでは困る」などの批判もあり、政党として政策をわかりやすく伝える努力が不足していることもわかりました。
アンケートには、国や市の制度、困っていること、地域の改善要望などの自由記述でも、多数の意見・要望が書き込まれました。「相談したい」と記入し、連絡先のわかる市民へ、日本共産党蕨市議団は相談活動を進めています。また、市民から出された要望を9月議会で早速取り上げています。さらに、今後の政策立案、議会活動にいかしていきます。
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