有害なメディアから子どもを守るため - アウトメディア推進大会
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講演する家島医師 |
第4回蕨市アウトメディア推進大会が15日に市民会館で開かれました。推進会議の上野会長と頼高英雄市長があいさつしました。
記念講演で、埼玉県ネットアドバイザーの藤本美紀氏が「最近の小・中学生のスマホ事情について」、小児科医で茨城県福祉医療センター長の家島厚氏が「メディア漬けと乳幼児期の子どもの発達」と題してそれぞれ講演しました。
藤本氏は、親の知らないところで子どもは、見るべきではない情報に簡単にアクセスしている生々しい実態を報告。ネットを安全に使う自制力・判断力・責任能力の向上を呼びかけました。
家島氏は、ここ10年で小学1年生が、1、2歳未熟になっている危機的な状況とその背景を説明。乳幼児の臨床データも紹介し、自閉症などがテレビとの接触を中止したことで劇的に改善していることなど、詳しく報告しました。
大会には、各学校のPTA役員や教師、教育委員会職員など多数参加。日本共産党の志村・梶原両市議は来賓として紹介されました。
講演では、保護者が不適切な情報を遮断しても、事業者がそれをかいくぐる技術を開発する事例も紹介されました。メディア漬けの解決には、携帯会社・ゲーム会社等に対する民主的規制も必要でしょう。
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