市主催の新年あいさつ交歓会行われる - 頼高市長が今年の市政運営の基本点を表明
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梅村衆議院議員(中央)と市議団 |
蕨市は5日、市民会館で2015年新年あいさつ交歓会を開催し、207人の参加者で賑わいました。来賓として、昨年の総選挙で初当選した梅村さえこ衆議院議員も参加し、紹介されました。また、日本共産党蕨市議団も4名全員が出席し、参加者と交流しました。
最初に主催者を代表して頼高英雄市長があいさつし、市政報告と今年の市政運営の基本的な考えを述べました。概要は次の通りです。
市長あいさつ(要旨)
私の二期目のマニフェストは、学校体育館の耐震化や特養ホームの整備、認可保育園の増設、市財政の健全化など、実施と着手を合わせて100%にできた。
今年は景気回復への期待は高いものの、市民の皆さんの暮らしや商店をはじめ小規模事業所の皆さんにとっては大変厳しい状況が続いているだけに、市民の皆さんの暮らしを支える市政運営を継続していきたい。
その上で、安全安心の分野では、学校耐震化に続き、今年度末に保育園の耐震化が終了するので、更に、公民館や市民体育館の耐震化に取り組むとともに、自転車安全利用の徹底やヘルメットの着用など交通安全の取り組みも前進させる。また、昨年1月、水害対策のための北町地区雨水調整池が完成したが、本年3月には、内水ハザードマップが完成する。
にぎわいの分野では、中心市街地活性化基本計画の国の認定を受け、その推進を図るとともに、将来ビジョンの重点プロジェクトに位置付けている蕨駅西口再開発については昨年12月、準備組合が設立され、新たな段階に入った。市の負担を抑制しつつ、蕨の玄関口にふさわしく、にぎわい創出の拠点となり、周辺商店への回遊性も併せ持つ、将来にわたり蕨の発展につながるような計画が推進されるよう、組合を支援したい。昨年、蕨で生まれた伝統織物である『双子織』のマスコットキャラクターが完成したが、今年は、更なるPRに努めるとともに、わらびりんごについても、機まつりまでにわらびりんごサイダーを商品化するなど、地域資源を活かした蕨ブランドの育成を図る。
みんなにあたたかいまちづくりでは、新年度に3つの認可保育園の整備とともに学童保育の拡充を図ることや、4月に南町に市内3か所目の特養ホーム『いきいきタウン蕨』がオープンするが、ここに市内2か所目の地域包括支援センターが設置されることとなり、介護予防や認知症対策など、よりきめ細かな施策が図られると期待している。
財政健全化についても、皆さんの協力で、この7年間で、市の借金残高は、363億円から321億円へ42億円削減することができたが、今後とも、土地開発公社の経営健全化をはじめ、着実に推進していく。
市民の皆さんのまちへの愛着も年々高まり、昨年は72・4%となった。私は、市民の皆さんが、自分も蕨の発展のために何かしようという機運が年々高まっていることを実感している。私は市長として、そうした市民の皆さんとともに、蕨のまちづくりを更に力強く前進させていく決意です。
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