防災の重要性を改めて実感 - 蕨市消防出初式
消防対応訓練 - 建物から逃げ遅れた人を救出
11日、蕨市消防署で2015年の蕨市消防出初式が行われました。
開会後、2011年の東日本大震災等での消防殉職者への黙祷、消防職員・消防団員への姿勢及び服装点検等に続き、消防職員による消防対応訓練、消防団員による可搬ポンプ放水訓練が披露されました。この内、消防対応訓練は、毎年、より実際の災害対応に近い設定での訓練を工夫を凝らして行っているものです。今年は、火災消火に当たる警防隊が、出動指令を受け、耐火服や装備を装着し火災現場に急行、現場で救助隊が火災家屋に侵入し要救助者を救出、救急隊が搬送するまでを実際の火災さながらの緊迫感をもって再現。参加者から大きな拍手が寄せられました。
姿勢及び服装点検をする頼高市長(左)
また、その後、消防団員の表彰では5人が入団5年の勤続表彰。また、小学生防火ポスターでは応募総数347点の中から選ばれた入賞者10人が紹介され、賞状と記念品が手渡されました。
講評で頼高市長は、仕事をもちながら地域の防災にあたる消防団の重要性を強調し激励。この日が東日本大震災から3年10カ月にあたる日であること、間もなく阪神淡路大震災から20年の節目を迎えようとしていること、最近も全国では豪雨、豪雪、地震等により大きな被害が生じていること等に触れ、災害への備えや消防団活動の重要性について強調しました。また、この間、蕨市で耐震化事業が着実に進んでいることや防災無線の難聴地域対策について紹介し、防災対策や安全安心のまちづくりの一層の推進について決意を表明しました。
この日の出初式には、日本共産党市議団も来賓として出席しました。