青少年健全育成をすすめる蕨市民大会〜今どきの携帯・スマホ事情から子どもたちの問題を考える
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講演する下田氏 |
成長期の子どもたちにとって携帯電話などの電子メディアは魅力的なツールであると同時に注意しなければならないツールでもあります。蕨市では昨年10月に市内全中学生を対象に携帯電話利用実態に関するアンケート調査を行い1362名から回答を得ました。その集計結果をもとに、1月31日に市民会館101を会場に「青少年健全育成をすすめる蕨市民大会」が開かれ、講演会が開催されました。
主催は青少年健全育成蕨市民会議・蕨市男女平等推進市民会議・蕨市アウトメディア推進会議・青少年有害情報パトロール隊で、主催者あいさつのあと、来賓としてあいさつにたった頼高英雄市長は、「蕨市アウトメディア宣言をつくり、アウトメディアの推進をしてきた。全ての家庭においてメディアとのルールをつくってほしい。蕨の子ども達が健やかに育つまちづくりをすすめていきたい」と述べました。山脇、梶原両市議も紹介されました。
NPO法人青少年メディア研究協会理事長の下田太一氏が「今どきの携帯電話・スマホ事情〜市内中学生アンケート結果から見えるもの〜」と題して講演しました。下田氏は、携帯電話所持率は全体で約60%、そのうち5人に1人は心配な使い方をしている兆候が見られたとの結果を発表。その上で、これからの子どもたちとケータイの関わり方で、ケータイを使う3つの条件として「1、外の世界との接点を制御できますか 2、家族・友達・地域との関係は良好ですか 3、自分の能力をのばす努力はできますか」をあげ、ネット時代には、親がフィルタリングとなり、創造性や人への思いやりが求められるとまとめました。
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