市長タウンミーティング開催〜あったか市政をさらに前へ
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南公民館で報告するよりたか英雄市長 |
4月18日〜25日、市内5つの公民館を会場に市長タウンミーティングが開催されています(4月25日(土)は午後2時から中央公民館で)。各会場では、最初に頼高英雄市長から約50分にわたって市政報告を行い、その後、参加者から自由に質問や要望を出してもらう形ですすめられました。
頼高市長は、はじめに蕨市の財政状況について説明し、一般会計の規模は226億4千万円であり、子ども子育て支援新制度や生活困窮者自立支援制度の施行や土地開発公社経営健全化の事業費などで前年より増額となっていると説明。そして、予算編成を行う上での3つの重点方向に基づいて市政運営を進めていくと詳しく話しました。
重点方向1『コンパクトシティ蕨』将来ビジョンの実現では、安全安心・にぎわい・みんなにあたたかいまちの3つのキーワードを大切にし、6つの基本目標に沿ったまちづくりを進めていきます。1「安全で安心して暮らせるまち」では、公共施設の耐震化推進、テレビでの防災情報の発信、家具転倒防止器具設置等補助制度の創設、土のうステーションの設置、自転車用ヘルメット購入費補助制度の創設など紹介。2「豊かな個性を育み子どもたちの未来輝くまち」では、民間認可保育園を3園開園、第3子以降の保育料無償化、留守家庭児童指導室を2施設増設、小学校6年生まで35人程度学級を実施などを紹介。3「みんなにあたたかく健康に生活できるまち」では、市内3カ所目の特別養護老人ホーム開設、胃がん検診の個別検診化、国民健康保険税の軽減措置の拡充などを紹介。4「にぎわいと活力、市民文化と歴史がとけあう元気なまち」では、蕨駅東口コミュニティショッピング道路の実施設計、地域資源を活かした蕨ブランドの育成、国の交付金を活用しプレミアム付商品券発行や住宅リフォーム助成制度を2倍に拡充する。5「快適で過ごしやすく環境にやさしいまち」では中央第一地区の新たなまちづくりの推進や、錦町土地区画整理の推進、南町桜並木の樹勢回復などを紹介。6「一人ひとりの心をつなぐ笑顔あふれるまち」では、協働事業提案制度の実施や安全安心きれいなまちづくりポイント制度の実施、配偶者暴力相談支援センター設置など、たくさんの新年度事業を紹介しました。
重点方向2『持続可能な都市・蕨にむけた行財政改革の推進』では、多くの市民要求を実現しながらも、市の借金(土地開発公社分含む)を9年間で52億円削減し、財政健全化をさらに推進します。
重点方向3『協働のまちづくりの前進』では官民連携によるまちづくりをさらに推進し、だれもが我がまちと実感できる蕨をめざしていきます。
会場との意見交換の場では市民から、税金収納の推進、橋の耐震化等、ごみ置き場の設置、認知症対策、障がい者の入所施設、特養ホームを見学したいとの要望、老朽空き家対策、道路の維持管理、不法投棄の問題、コミバスのルート改善、西口再開発について、人口の推移、自転車の運転マナーの徹底、福祉入浴券の改善、市民ボランティアについて、健康功労賞の提案、市の立て看板の改修、ふるさと納税など、各地域の身近な話題や市政に対する要望についてたくさんの発言が行われました。市長はそれぞれにきちんと回答し、見解を述べるなど市民と活発に意見を交わしました。また、後日市のホームページにも寄せられた要望に対する回答が掲載されます。
(参加者数や中央公民館での様子は次号で紹介します)
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