「戦死者たちからのメッセージ」 - 戦後70年・蕨市平和都市宣言30周年記念事業おこなわれる
1日から7日まで中央公民館中ロビーにおいて、鉄の造形作家・武田美通全作品展「戦死者たちからのメッセージ」が開催されました。1日には作品展のオープニングセレモニーが行われまた。
東顯実行委員長、頼高英雄蕨市長のあいさつに続いて、高校生による蕨市平和都市宣言の朗読が行われました。
第1部の平和祈念コンサートでは南町太鼓の会や蕨市少年少女合唱団、蕨ギターアンサンブルの会のみなさんの演奏やアコーディオンを伴奏に「戦争を知らない子どものたち」を会場参加者で歌いました。
第2部では、武田美通氏が「作品を語る」と題して講演しました(写真)。10歳で終戦を迎え、この70年間でも世界では戦争で多くの人が亡くなっている。戦争で犠牲となった兵隊の骨はどこへ行ってしまったのか考え始めたのが、作品をつくるきっかけであった。一枚の銅板を切って叩いて溶接をするなかで、だんだんと表情が出てきて夢中になって作り上げる。戦死者たちはモノを言わないがメッセージを訴えてくると思う。「戦争とはどういうものか。人間をこわしてしまう。子どもたちが戦の場にかりだされることがないよう。戦争は絶対にしてはならない」と訴えました。
|