母親大会‐ドキュメント「標的の村」を観て - 市会議員 みやした奈美
2日、第37回母親大会に参加しました。
実行委員長のあいさつに続き、来賓の頼高市長が「広報蕨」8月号の、吉田陽子さん・服部道子さんの戦争体験記事を紹介し、母親大会開催の祝辞を述べました。
ドキュメンタリー「標的の村」には、沖縄本島北部東村、美しい自然に恵まれた高江。そこでのヘリパッド建設・オスプレイ配置への反対運動の実態が生々しく映されていました。
東村は「やんばる(山原)」と呼ばれるブロッコリーのような森がある自然豊かなところ。イタジイやオキナワウラジロガシ(どちらもブナのなかま)などの亜熱帯性の常緑広葉樹が生育するやんばるの森は、国頭村、東村、大宜味村の三村に広がります。そしてここには、本島の生活用水の60%を供給するほど豊富な水資源もあります。
このような、美しい自然の中にヘリパッドをつくるという、この事実に県民の怒りは爆発し、皆で力を合わせて反対運動をしました。しかし、政府は住民を萎縮させることをねらってスラップ裁判をおこし、弱い立場の沖縄の人達を追いつめました。映画を観ている私もくやしくて涙が出てきました。一緒に鑑賞した娘は「戦争をやりたいなんてバカの言うことだ。やめてほしい」と感想を述べていました。
この沖縄の人たちの運動は、本土の人達にも勇気を与えてくれる行動だと私は思います。そしてなんとしても戦争する国づくりをやめさせたい!と改めて強く思いました。
|