被爆70年 平和と核兵器の廃絶願う - 第50回原爆死没者慰霊鐘つき祭
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平和を願い鐘をつく参加者の皆さん |
広島に、人類史上初めて原爆が投下されて70年の節目となる6日。第50回原爆死没者慰霊鐘つき祭が市役所近くの長泉院を会場に行われました。
はじめに、主催者を代表して杉本憲・原水爆禁止蕨市協議会会長があいさつ。核不拡散条約(NPТ)再検討会議で最終文書の合意に至らなかったことに触れつつも、一方で「核兵器廃絶の願いは大きく広がっている」と述べ「人類みんなの願い、核兵器の廃絶に向けて一歩一歩努力していきましょう」と訴えました。
続いて、頼高英雄市長があいさつし、平和憲法を守る立場から核兵器の廃絶を願う平和都市宣言を行った市の市長として、核兵器廃絶と平和を守るために努力していく決意を表明。今月の「広報わらび」に蕨空襲の体験談とともに、広島での被爆体験が掲載されていることを紹介し、「核兵器の非人道性と悲惨さを風化させずに伝えていくことが大切」と強調しました。
その後、杉本会長、頼高市長に続き、参加者それぞれが鐘つき。「暑くて大変だけれども、毎年欠かすことはできないと思って来た」という方、また、「鐘の音を聞いて(鐘楼堂まで)登ってきた。ここに上がったのは久しぶり」という方など、一人一人が一日も早い核兵器の廃絶、平和への願い、被爆者への連帯など、それぞれの思いを込めて鐘をつきました。
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