被爆70年の決意あらたに - 原水爆禁止世界大会に参加して - 市会議員 やまわき紀子
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原爆ドームの前に立つ山脇市議=4日、広島 |
今年は被爆70年となる原水爆禁止2015年世界大会となりました。特別な決意をもって広島大会へと代表派遣していただきました。広島と長崎で6日間かけて行われた大会にはのべ2万人が参加しました。
今年の世界大会では被爆70年を「核兵器のない世界へ」の転換点とするために、広島、長崎の教訓を人類が共有し、みたびその悲劇を繰り返さないよう、被爆の実相を全世界の草の根で、国際政治の場で共同して広げることが決定的に重要であることを明らかにしました。また、国会では戦争法案が審議されている中で、大会で発言する人は誰もが戦争法案をなんとしてもストップしたいとの思いを語りました。
広島大会の分科会は呉基地調査行動に参加しました。呉市には広島港を囲うように米軍の弾薬庫や通信基地、海上自衛隊の弾薬庫や通信所、訓練所や貯油所があります。公園からは目の前に潜水艦や護衛艦数台が停泊しているのを見ました。最後は、大和ミュージアムや、海上自衛隊呉史料館も見学しました。人間魚雷となった回天や戦闘機が展示してあったり、展示されている文書は戦争を美化する言葉ばかりで気分が悪くなりました。
今年は蕨からはひとりでの参加でしたので、2日目の夜は時間をかけて平和資料館をまわり、原爆ドームの周辺ではさまざまな団体が思い思いの形で平和を祈念しているのをゆっくりと見ました。音楽であったり、川に映像を投影したり、写真展や高校生の平和の影絵などもやっていました。
広島では高校生など若者たちが平和運動の先頭にたっている様子に頼もしく感じました。核兵器のない平和で公正な世界こそ、子どもたちに残せる明るい未来への希望です。大会で示された核兵器廃絶を願うエネルギーと戦争法案廃案のたたかいに大きく合流させ、安倍政権を大きく包囲しましょう。
お盆には長崎に帰省した際、長崎の平和公園と平和資料館へ家族で行ってきました。
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