index
蕨市けやき文化賞に将棋女流棋士の中井広恵さん

画像
3日、けやき文化賞と自治功労者の表彰式が行われ、第33回蕨市けやき文化賞を将棋女流棋士の中井広恵氏が受賞、自治功労者として101人が表彰されました。

中井広恵氏は昭和44年稚内市で生まれ11歳10ヶ月で女流2級でプロ入り、女流名人位通算9期、クイーン名人(永世称号)などを獲得、昨年は女流棋士初の通算600勝を達成するなど、活躍しています。平成15年に蕨市教育委員に就任(3期12年)、21年には市制施行50周年事業の「蕨ふれあい将棋まつり」で指導対局50面指し、26年から「蕨市小学生将棋大会」を開催するなど、子どもたちに将棋の魅力を伝えています。

けやき文化賞選考委員会会長の頼高英雄市長は、「中井さんは、将棋の普及に尽力され、考える力や礼儀作法の大切さを伝えることで、子どもの健全育成と蕨の文化の発展に貢献された」と推薦理由を述べました。そして受賞者あいさつに立った中井広恵氏(写真)は「一手に1時間以上長考する時は至福の時間。日本の伝統文化である将棋というすばらしいゲームに出会えて幸せです。蕨に住みすでに20年、人生の一番長い時間を蕨で過ごしています。これからも将棋の魅力を伝えたい」と語り、参加者から大きな拍手を受けました。

表彰式には、来賓として、日本共産党の梅村さえこ衆議院議員が紹介され、党市議団から、鈴木智・梶原秀明両市議が出席しました。