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南スーダンPKO -「駆けつけ警護」など任務拡大は許されない - 自衛隊は撤退を

入間集会に蕨からも参加=20日、航空自衛隊入間基地に隣接する入間公園
入間集会に蕨からも参加=20日、航空自衛隊入間基地に隣接する入間公園
政府は15日、南スーダンでのPKO活動に関し、安保法制=戦争法に基づく自衛隊初の任務として「駆けつけ警護」などを盛り込んだ実施計画を閣議決定。20日、先遣隊130名が出発しました。

新たな任務は、いずれも武器使用を前提にしたもの。憲法の禁じた武力行使にほかなりません。

同時に、今日の南スーダン情勢は、国連の独立調査機関の報告書で示された通り、和平合意は崩壊し、武力による対立が深刻化、複雑化しています。政府は、実施計画により安全が確保されるとの立場ですが、現地政府軍が国連施設を攻撃し、レイプ・暴行を加える事態も発生するなど治安は悪化。「PKO参加5原則」の停戦合意などの破たんは明らかです。南スーダンが「殺し殺される」最初のケースとなりかねません。日本共産党の赤嶺衆議院議員は衆院安全保障委員会で、南スーダンからの撤退を求め、「政府は、(民族間の)和解に向けた外交努力や民生支援で積極的な役割を果たすべき」と訴えました。

全国で「基地強化反対」

20日には、安保法制=戦争法の下ですすめられる基地拡充・強化に抗して、全国で集会が行われました。埼玉県入間市でも「安保法制の発動許すな!入間基地拡張ストップ!緑の森を守ろう11・20埼玉県集会」が開催され3千人以上が参加しました(写真)。