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75歳以上保険料一部負担増に
後期高齢者医療保険

主に75歳以上の市民が加入する後期高齢者医療保険について、「今年は保険料高くなるんですか」と市議団に問い合わせがありました。

政府の制度変更により、今年は次の点で改悪され、一部の市民で負担が重くなります。1、年金収入が153万円から211万円の人の「所得割」の軽減を、5割から2割に減らす。一人平均約7000円の負担増。(軽減は2018年度に廃止予定)。2、74歳まで扶養家族だった人の軽減を減らす。一人平均約8400円の負担増(同。軽減は19年度以降に廃止予定)。蕨市民の対象者は1、は794人、2、は235人です(3月市議会の環境福祉経済常任委員会での答弁)。

なお、均等割(4万2070円)の9割軽減(年金収入80万円以下)と、8割5分軽減(同153万円以下)は、全国の反対の声により据え置きとなっています。年金からの天引きは10月になる見通しです。

他に、高額療養費制度で、住民税課税の70歳以上で負担上限額引き上げ、療養病床に入院する65歳以上の居住費が値上げされます。

2月20日の埼玉県広域連合議会で日本共産党の戸島よしこ議員は、「高齢者の生活はかつてない厳しい状況。この時期に軽減を廃止することは認められない」と軽減廃止の予算等に県民の声を示し反対しました。