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市民と市長の直接対話に
過去最高の518人が参加

市政報告をする頼高市長・中央公民館
市政報告をする頼高市長・中央公民館
4月15日の西公民館を皮切りに、市内5会場で市長タウンミーティングが開催されました。各会場では、頼高市長が、2017年度予算の内容を中心に市政の成果や課題を報告。その後、参加した市民からの意見や要望の一つひとつについて、市長が現状や今後の計画、見解などを答えました。

報告では、最初に「市民との直接の対話が原点と考え市政運営にあたってきた。市長タウンミーティングもその視点で毎年開催してきた」「市民・行政一体となってすすめてこそ素晴らしいまちづくりができる」と述べました。

その後、市長は、3年後の東京オリンピック聖火リレーが蕨市を通るよう県に要請したことなど、最近の取り組みを紹介。続けて、新年度予算の内容に入り、17年度市政運営の二つの重点方向として、地震など災害への備えや保育園、学童保育、介護などの市民の不安にこたえる「市民の安心」と、再開発での駅西口整備やホームドア設置などによる蕨駅安全対策の推進、市庁舎の耐震化などの「未来へのステップ」を示しました。また、「6つの柱」ごとに具体的な施策について説明するとともに、この間取り組んでいる財政健全化の重要性についても強調。最後に、市民意識調査で「まちへの愛着」を感じたとの回答が77・2%となったことを紹介し、まちづくりへの協力を呼びかけました。

今年度、各会場の参加者は、西公民館79人、東公民館93人、南公民館101人、保健センター90人、中央公民館155人の計518人(昨年度は計490人)。過去最高となりました。

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市長が報告した主な施策などは以下の通りです。
安全で安心して暮らせるまち ◇防災公共施設の耐震化では、昨年度から継続する市民体育館に続き、今年度は市民会館の耐震補強工事(7月から1月6日)の他、図書館の耐震設計、消防塚越分署建て替えの基本方針の検討などを行う。市庁舎については検討審議会を設置し方向性を決定。全体では、自助・共助・公助の連携で災害に強いまちづくりをめざす。◇防犯 街なか防犯カメラを市内に140台程度設置する。プライバシーが心配との声もあるが、市民からの設置を望む声は多い。地域への設置にあたっては、町会で近隣の合意を確認したうえで設置場所を決めてもらう。◇1月14日に発生した蕨駅での転落死亡事故を受け、JRに対し、20年度の計画とされてきたホームドアの設置の前倒しやその他の安全対策を要望。設置工事の1年前倒しやPCラインの敷設、ガードマンの配置などが決まった。市として駅利用者に「声かけサポート」の呼びかけも行っている。
豊かな個性を育み子どもたちの未来輝くまち ◇保育・学童保育 2年間で5つの認可保育園を増やしたが、希望者も増え続けている。今年度も1園増。留守家庭児童指導室の希望も増え続けている。昨年の3室に続き、今年度は4室の増。◇教育センターの機能を充実し、日本語教育特別支援員を配置。日本語の初期教育体制を充実する。◇就学援助制度を拡充し、経済的に大変な世帯を支援。

みんなにあたたかく健康に生活できるまち ◇いわゆる「2025年問題」を見据え、介護制度の充実を図る。介護予防ではいきいき百歳体操の普及など。認知症対策では、認知症カフェの取り組み推進、認知症対応型グループホームの整備など。みんなで支える仕組みが必要であり、支え合いによる傾聴ボランティアの取り組みなど進める。市内4か所目の特別養護老人ホーム整備(19年の開設予定)に向け、用地確保に補助。◇胃がん検診 好評の胃内視鏡検査の定員拡大。500人へ
にぎわいと活力、市民文化と歴史がとけあう元気なまち ◇音楽によるまちづくり・わら音の取り組み 市民会館を拠点とするプロのオーケストラ発足・県内初◇河鍋暁斎記念美術館との連携など
快適で過ごしやすく環境にやさしいまち ◇錦町区画整理の推進◇末広公園の整備・コミュニティショッピング道路整備と一体に◇住民票のコンビニ交付を開始
一人ひとりの心でつなぐ笑顔あふれるまち ◇元気な高齢者・アクティブシニアの社会参加支援を進める・県のモデル事業

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各会場で市民が発言した意見や質問・要望の主なものは以下の通りです。
(西公民館)◇(社協)松原会館のおそばプレゼントを復活できないか◇衛生センターは何年もつか。対策は◇国保広域化と市の検討状況◇区画整理後の子どもの遊び場の確保◇北町4丁目一方通行道路の安全対策。
(東公民館)◇けやき荘の増改築を◇町会会館の耐震化は◇東公園の維持管理◇外国人児童・生徒への日本語指導◇銭湯の廃業で合宿通学は困難。対策は◇コミュニティスクール◇コミュニティショッピング道路の安全対策◇国保広域化と市の検討状況。
(南公民館)◇いきいき百歳体操の会場に学校の空き教室を◇高齢者の健康づくりとして本の読み聞かせを◇町会の高齢化対策(ごみ出し当番)◇防災訓練を実践型へ◇公民館にWifi設置を◇地域包括ケアシステム◇特養ホームの看板設置を。
(保健センター)◇防災無線の改善◇路上喫煙対策◇市のHPの改善◇子が早生まれで保活に苦労。改善を◇再建築できない住宅の対策◇北町5丁目(西小学区)だが北小に移れないか◇PTAの保護者負担の軽減。◇民設民営学童保育(戸田市等)の評価と市の見解。
(中央公民館)◇福祉入浴券の市外銭湯での使用◇LGBT対応に専門家意見を。発達支援センターの設置等。◇国保広域化と市の検討状況◇給食の品数増やして◇中央プールの継続を◇市民公園の砂ぼこり対策◇保育園近くのちびっこ広場に小さな滑り台、砂場の猫除けフェンス設置等◇ごみステーション管理での高齢化対策◇西口再開発の中に市役所を◇税金の収納率向上、財源確保を。