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障がい者福祉施設見学 - 市議会議員 山脇紀子・宮下奈美

しびらきの玄関前で(左から、山脇市議と宮下市議)
しびらきの玄関前で(左から、山脇市議と宮下市議)
蕨福祉を考える会の主催で、4月13日に社会福祉法人ささの会が運営する「障害者支援施設どうかん」(さいたま市岩槻区)、5月11日に、社会福祉法人会・しびらき(川口市)を見学したので、同行させていただきました。

蕨市には障がい者入所施設がありません。蕨福祉を考える会は以前から「蕨に障がい者入所施設をつくってほしい」と要望し、党市議団も市議会で取り上げてきました。今回の2つの施設の見学は、障がいのある子どもを持つ保護者などのそうした強い思いを受けて行われたものです。

「どうかん」は、平屋建てで、施設入所支援(50名)、生活介護(44名)、就労移行支援(6名)、就労継続支援B型(10名)、短期入所(10名)、日中一時支援事業をしています。自然豊かな場所に立地し、近隣に畑もあり農作業も行っています。案内してくれた支援課長の那須野さんは、「いわゆる問題行動がなければよいというものではなく、「問題」も問題ととらえるのではなく、それも個性のひとつ。利用者さんひとり一人の特性に合わせた支援をしていきたい」と熱意を語りました。

「しびらき」は3階建て。入所(50名)、通所(30名)、就労継続支援B型(10名)、短期入所(5名)の事業で、蕨からの利用もあります。一緒に見学した蕨福祉を考える会の会員が「例えばショートステイで利用した時など、車イスの人でも散歩とか連れていってもらえるのか?」と質問。「車イスの人でも散歩には行く。ショートステイや入所とか関係なく、サービスをさせてもらっています」という回答に、聞いている人は皆、明るい表情でうなずいていました。

両施設ともに、見学参加者からは「とても良かった。こういうサービスができる施設が蕨にもあったら」とイメージを膨らませ、参加者同士、活発な意見交換が交わされていました。