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私たちの前にこそ未来がある
安倍政権の打倒めざす15区のつどい
4野党があいさつ・メッセージ

講演する五十嵐仁氏
講演する五十嵐仁氏
 安保法制を廃止し立憲主義を回復する「埼玉15区市民の会」のつどいが、6月24日蕨市民会館大ホールで開かれ、450人が参加しました。4月1日に結成された市民の会の2回めのつどいに、共同代表の河合氏(さいたま市南区)が、「ともに学び決意を固めあう集会にしたい」とあいさつしました。
 つづいて、元シールズで筑波大学大学院在学中の諏訪原健氏と、法政大学名誉教授の五十嵐仁氏が、「市民と野党の共闘」を共通テーマに講演。諏訪原氏は、米大統領選で候補になったバーニー・サンダースの選挙運動も紹介しながら、選挙に行かない人への働きかけの工夫などを紹介。「政治は生活だから、参加するのがあたりまえという文化にしていきたい」と決意を述べました。
 五十嵐氏は、学者かコメディアンかわからないほどに、駄洒落などユーモアたっぷりに、安倍政権の暴走・逆走を告発し、市民と野党の共闘こそ勝利の方程式だと発言。共同・共闘で大切なのは意見を押しつけないこと。一致点を広げ高めていくことだと、自身が候補者となった八王子市長選挙での経験をまじえて楽しく語りました。そして、「共謀罪法は強行されたが、監視されるべきは市民ではなく権力だ。我々が厳しく権力を監視しよう。活動は、萎縮するのでなく、ますます活発に。共謀罪や安保法制を廃止する新しい政府をつくろう」と呼びかけ、大きな拍手を受けました。

 つどいでは野党代表が発言。日本共産党の梅村さえこ衆議院議員(15区予定候補)は、「加計学園問題にフタをするための共謀罪の強行だ。追い込まれているのは安倍政権の側。歴史を逆行させる勢力に未来はない。私たちの前にこそ未来がある」と力強く訴えました。
 自由党の松崎哲久県総支部連合代表(元衆院議員)は、「共闘のために自由党はその調整役になる」と表明しました。民進党と社民党からはメッセージが届き、高山智司・民進党15区総支部長(元衆院議員)は「安倍暴走政治のストップにむけ共闘しましょう」、武井誠・社会民主党県連代表は「安倍政権は日本を独裁国家に変質させようとしている。打倒に向け全力を尽くす」とのメッセージを、蕨市在住の竹内さんが代読しました。
 15区内の地方議員も壇上に立ち、日本共産党の山脇・梶原・宮下各蕨市議と(鈴木市議は所用で欠席)、無所属の榎本蕨市議らがあいさつしました。
 
 会場の外では、蕨市の新日本婦人の会の会員らが「改憲防止」「戦争防止」と書かれた帽子のブローチなど、啓発品の販売が行われました。