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平和・友好の未来をさぐる埼玉の戦争展開く

戦争展で展示されたジオラマ「あの日の広島」(1945年8月6日)
戦争展で展示されたジオラマ「あの日の広島」(1945年8月6日)
「2017平和のための埼玉の戦争展」が7月29日〜31日まで浦和駅西口前コルソ7階ホールで開かれました。今年の戦争展のテーマは「戦後72年、日本国憲法施行70年 過去と向き合い平和・友好の未来をさぐる」。戦争・被爆の実相や福島原発問題を考える、「戦争しない」国でいま・・、憲法とくらしを考えるパネル展示、平和アニメ上映、ピーストークなど多様なイベントも組まれ3日間にわたり多くの方々が訪れ、平和についてじっくりと考える機会となりました。会場では訪れた高校生が被爆者やスタッフから熱心に話を聞いている姿がどこでも見られました。

イスラエル人のダニー・ネフタイさんの「国のために死ぬのはすばらしい?」と題してのピーストークには多くの人が集まりました。ダニーさんは、イスラエルの小学校では「国のために死ぬことは素晴らしい」と復唱させる間違った教育を受けていると述べ、ナチス・ドイツの民族弾圧収容所政策の中で、祖父の家族を亡くしている歴史を語りました。日本でも戦前にもどすような動きを批判し、「次世代に残せる地球をつくるためにも、戦争反対と声をあげていこう」と訴えました。