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災害対応学習交流会に参加 - 市議会議員 鈴木 智

12日、党県議団が開催した災害対応学習交流会に参加しました。昨年10月の台風21号は、川越・ふじみ野両市合わせて、床上浸水463件、床下浸水319件などの被害をもたらしました。今回は県内でも大規模水害が相次いでいることを受けて行われたものです。

最初に、2年前に鬼怒川の氾濫・決壊で甚大な被害を受けた常総市で「常総市水害・被害者の会」の共同代表世話人を務める染谷修司氏が報告。賛同署名など地域の運動を広げ、被害者生活再建支援法、災害救助法で救済されない被害者への支援策を県・市の補助で行うことを実現した経験などを紹介しました。

次に、塩川鉄也衆議院議員は、全ての被災者の生活・生業の再建と自立した生活を取り戻すため国や自治体に責務を果たさせるなどの基本姿勢を強調。公的支援策を被災者と国民のたたかいで拡充してきた歴史に触れ、現行制度(災害救助法・被災者生活再建支援法の適用、災害廃棄物の処理など)の最大限の活用をはかる取り組み、自治体独自の支援策の創設を求める取り組みを紹介しました。

その後は、12月に県議会で台風21号被害に対する災害救助法施行令1条1項4号を適用しなかった県の責任を追及し、同法適用に相当する独自支援を求めた前原かずえ県議、それぞれの市で対応を求めた川越市議団、ふじみ野市議団の報告などがありました。

被災者の要求や被災地の現状に寄り添い、全力をあげてきた日本共産党の活動とその教訓を学び、近い将来、私自身が直面するかもしれない災害での対応を具体的に考えるうえで重要な機会となりました。