index
許すな9条改憲!ストップ安倍暴走政治-草の根要求実現 地域集会

自民党憲法改正の危険性を訴える谷川弁護士
自民党憲法改正の危険性を訴える谷川弁護士
2月21日、蕨市内で活動する労働組合や民主団体、日本共産党などで構成する蕨地域行動実行委員会主催の草の根要求実現2018地域集会が行われました。
 例年、集会後の「光のデモ」が恒例となっている取り組みですが、今年は開会前に蕨駅西口において「安倍暴走政治ストップ」の宣伝を行ったのちの集会となりました。開会に際して、頼高英雄市長が市政報告を兼ねて集会参加者を激励し、「引き続き市政を力強く前進させていきたい」とあいさつしました。
 学習会では、弁護士の谷川生子氏が「安倍政権下の改憲の問題点」をテーマに講演しました。谷川弁護士は、明文改憲にむけた安倍首相や自民党の動き、国会の情勢について解説し、「現状は国会の憲法改正の発議が可能な状況である」と述べました。また、自民党の憲法9条改正案は、憲法9条の1項、2項を残しながら3項に「自衛隊」を明記することの意味は、9条3項が優先されることにより9条2項が空文化する可能性を指摘。たとえば「自衛隊を超える陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」と読み込めるようになってしまうとの問題点を強調しました。また、問題の多い国民投票の方法についてはクイズ形式で解説。世論を可視化し、改憲を発議できないような状況を作りだすために3000万署名を集めることがどうしても必要であると訴えました。
 集会ではその後、参加する各団体が賃上げや要求実現、改憲を阻止するため運動、それぞれの活動を紹介し、決意を表明しました。党市議団も鈴木市議団長が市民と野党の共同をすすめ安倍政権を打倒しようと呼びかけました。集会の最後には、「要求でつながり、怒りを矛盾とたたかうエネルギーにして具体的な行動を起こし、安倍政権を追い込んでいこう」とのアピールを採択。団結してガンバローと参加者全員でこぶしを高くあげ、明日からの運動に奮闘する決意を固め合いました。