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市民社会の共同広げ核兵器のない世界を
原水爆禁止世界大会・広島

原水爆禁止2018年世界大会・広島が8月4〜6日の日程で開催されました。

4日の開会総会には約5000人もの人たちが参加。昨年7月7日に国連で採択された核兵器禁止条約の発効や、朝鮮半島の非核化への願いと展望、「ヒバクシャ国際署名」や安倍9条改憲阻止の「3000万人署名」などの取り組みを軸に広がっている各地の運動などが熱く語られました。

開会宣言を行った小田川義和全労連議長は、核兵器禁止条約と朝鮮半島情勢をめぐる南北・米朝首脳会談を大きなチャンスとしたうえで、その流れに向き合おうとしない安倍政権を批判。「逆流を押し返す力は市民社会共同のたたかい」と述べ運動の重要性を強調しました。

その後も、「核兵器の完全廃絶を求める流れは、世界の本流であり、後戻りできないものとなっています(国際会議宣言起草委員会・富田義和委員長・関西学院大教授・主催者報告)」、「被爆者は『ふたたび被爆者をつくるな』と国内、世界で自らの体験を訴えてきた(日本被団協・藤森俊希事務局次長・あいさつ)」、「『核兵器のない世界』は市民社会の願いであること、核兵器禁止条約はそれを具体化したものであると(為政者には)認識してほしい(広島市・松井一実市長・メッセージ)」、「平和運動・民主主義運動は、分裂の時代から共闘の時代へと新しいステージに入っています(総がかり行動実行委員会・福山真劫共同代表・連帯あいさつ)」などの発言が続いたほか、アイルランド、ベネズエラ、キューバの政府代表のあいさつ、被爆者団体や市民団体などの活動報告も行われています。