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暮らし向き「苦しい」34 % 市政への期待77% - 憲法・消費税・年金などに多くの意見 - 市民アンケート結果まとまる

蕨市に力を入れてほしい分野(回答の多い順)
蕨市に力を入れてほしい分野(回答の多い順)
日本共産党市議団は7月から9月まで、市民アンケートを実施、197件の回答がありました。回答者の年齢は、60歳代以上が144人、未記入を除いての割合(以下同様)は、76%でした。

暮らし向きの設問に対しては、「よい」30人(以下「人」を略)、「苦しい」63、「どちらともいえない」93で、34%が「苦しい」と答えています。「どちらともいえない」と答えた人でも、「消費税10%の生活を思うと苦しい」(同様の意見多数)、「外食や旅行がなかなかできない」(60代)、「年金は下がり介護保険料や物価は上がり先々心配」(多数)、「生活費と子供の学費を捻出するために常に倹約している」(20代・30代)などの声があります。年金や実質賃金が減り、保険料や子育ての負担などもあり、景気回復を実感していない市民が多い事を示しています。

関心のある政治政策については、「憲法」103、「原発」96、「消費税率の引き上げ」91、「社会保障」88などの順。主な意見として、「企業よりの政策のために格差社会を生んでいる」(60代)、「安倍政権は数の力でやりたい放題。行きつく先は『独裁』」(60代)、「生活すべてが政治と直結している。金の使い方の根本が国民のためのものになっていない」(50代)など。首相が改憲を目指していることへの警戒感。消費税10%でくらしがさらに厳しくなる、増税はやめてほしいとの意見も多数あります。

蕨市政への設問では、「期待する」が141(77%)。「市政で力を入れてほしいと思う分野」の設問(複数回答)では、回答者に高齢者が多いことも反映し、「高齢者福祉・介護」が170。以下、「障がい者福祉」92、「市立病院」84、「生活・住宅支援」80、「出産・子育て支援」78、「コミュニティバス(ぷらっとわらび)」61などとなっています(左上の表参照)。市政(市長)への自由記述回答では、「借金を計画的に返済しながら、市民にとって必要なものを着実に進めている」(同様の意見多数)、「社会の中で生きづらい方へ目をむける政策を特に期待する」(50代)、「(市長は)清廉潔白で慎ましく一生懸命で、平和を愛し町を愛する、政治家として理想的な人物像がうかがえる」(40代)また、市の職員は優しいと評価する声がある一方、不親切な窓口があるとの声もあります。さらに、外国人との共生を願う意見も多数寄せられています。

市政の施策への意見・要望、市議団への意見・要望へも多くの回答があり、市議団は、具体的要望を市に届けるなど活動を進めています。