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司法に国民の声を届け国の過ちを正す裁判 - 年金裁判学習会おこなう

講演する宇佐見県本部委員長
講演する宇佐見県本部委員長
年金者組合蕨支部は7日、年金裁判学習会を開催、約20人が参加しました。講師は、組合県本部の宇佐見委員長。安倍政権は、2013年から15年にかけて「特例水準解消」とマクロ経済スライドにより、合計3・4%も年金を引き下げました。これに対し「年金裁判」がたたかわれています。宇佐見委員長は、原告約5200人、弁護団約300人での裁判の経過を詳細に説明。埼玉県内では61人が原告となり(うち蕨から1人)さいたま地裁で、これまでに10回の口頭弁論が行われています。来年1月には、「下流老人」の著者で生活困窮者支援活動をしている藤田孝典氏を証人として予定していることなど、裁判の展望を語りました。

また、組合がかかげる月8万円の最低保障年金の改革目標と、当面全ての高齢者に基礎年金の公費相当分月額3万3千円を支給する政策を紹介しました。参加者の質問に答え、裁判原告の組合員が、弁論活動や、市民へのアピール活動などを説明しました。講師は、多くの市民の裁判への傍聴を呼びかけました。学習会には党市議団から梶原秀明市議が参加しました。