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「やさしい日本語と多文化共生」の学習会
「わかりやすい」は生活・災害に重要

蕨市中央公民館で1月21日に行われた「『やさしい日本語』と多文化共生」の学習会には、日本共産党蕨市議団から梶原秀明・宮下奈美両市議と、くらし雇用相談室長のたけした涼氏が参加しました。

学習会は、「やさしい日本語」の作り方について学び、復習を兼ねて実際に例文を「やさしい日本語」に作り直す実践を参加者全員で行いました。

講演を行った椎橋宗利さん(埼玉県県民生活部国際課多文化共生・NPO担当・主任専門委員)は「やさしい日本語」の成り立ちについて、阪神淡路大震災の時に、多くの外国人も被災したが、災害ニュースが理解できず困難な状況に置かれていたことを教訓に生み出されたと説明。

また漢字やひらがな、カタカナ、さらに外来語などが混ざった日常会話や文章は外国人にとって理解しづらいと指摘します。

最後に「やさしい日本語に正解はなく、理解されなければ不正解。相手のことを考え、書き言葉では図・写真・絵を、話し言葉では身振りなど工夫をすれば伝わりやすくなります」と述べました。

地域生活の営みを円滑にし、そして災害時の的確な避難指示など、「やさしい日本語」の重要性は今後さらに高まっていきます。

蕨市議団は引き続き、やさしい日本語でだれでもわかる行政文書の実現に向けとりくみをすすめます。