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人権講演会 LGBTを理解する〜日本社会の中でマイノリティであること〜
平成30年度人権社会をめざす市民のつどい

1月29日、北町公民館で「LGBTを理解する〜日本社会の中でマイノリティであること〜」が行われ、党市議団から梶原秀明・宮下奈美両市議が参加しました。

講演は東小雪氏。(宝塚歌劇団退団後レズビアンをカミングアウト。書籍出版等啓発活動等行う)LGBTとは、L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダーの総称で他にも性自認がいわゆる男性・女性に当てはまらない「Xジェンダー」や、他者に恋愛感情等を抱かない「アセクシュアル」(無性愛)等があるとして、現在、性的マイノリティは人口の8・9%、11人に1人と述べました。東氏は、「性」を考えるものさしとして、〇身体の性別〇自分が思う性別〇好きになる性別〇表現する性別などがあり、自分がどうであるか認識すること、その上で重要なのは「『性』は本人の意思で選んだり変えたりできないということ」と説明しました。現在、性的マイノリティの人々が、制服やトイレの問題、差別的な言動や暴力、望まない性別での強制異動、採用拒否など、様々な困難に直面している事実が報道等により明らかにされていることを紹介。特に当事者の大学生が心ない言動により差別を受け自ら命を絶ってしまうという痛ましい事件もあるとして、差別をなくすためには支援する環境を整える事、理解者や支援者を増やして、学校や職場、地域で啓発していくことと述べました。

蕨市においては日本共産党市議団が市議会で度々このテーマを取り上げ、教育現場での環境改善や市民課窓口においては、申請書類の男女記入欄をなくす等の支援整備が少しずつ進められています。引き続き差別のない環境づくりや支援体制の促進に取り組みます。