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警戒レベル4で全員避難 - 荒川氾濫に備える‐3市の水防演習行う

6月29日に荒川左岸水害予防組合の水防演習が蕨市民会館で行われました。組合は蕨・戸田・川口3市で構成し頼高英雄蕨市長が管理者を務めています。演習には、3市の消防職員・消防団員(水防団員)の他、蕨市内の町会・自主防災会から多数参加し、日本共産党市議団からは鈴木・梶原・宮下各市議が参加しました。

頼高管理者が主催者あいさつを述べ、昨年7月の岡山県倉敷市真備町などでの水害を振り返り、荒川氾濫に備えるため、ハード・ソフト両面で態勢を整えていると話しました。

演習では、国交省の荒川下流河川事務所長が「荒川の洪水とその対策」と題して講演。今年から水害等の情報の伝え方が変わったと、「警戒レベル4で全員避難」を強調しました。警戒レベル1は「心構えを高める」。レベル2は「避難行動の確認」。レベル3は「高齢者等は避難!」です。昨年の倉敷市での水害では多数の犠牲者が出ました。身に危険が迫るまで避難を決断しなかったことが明らかになっています。講演した事務所長は、早めの避難、近所の声かけの重要性を訴えました。