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「エセナおおた」女性の視点からの防災を-男女平等推進市民会議研修会(市議会議員 宮下奈美)

シミュレーションに取り組んだ後のまとめ
シミュレーションに取り組んだ後のまとめ
男女平等推進市民会議(パートナーシップわらび・成田弘子会長)は7月11日「エセナおおた」(東京都・大田区)視察研修会を開催し、会員である宮下奈美(市議)も参加しました。
 
研修は?大田区の男女平等推進センター「エセナおおた」の活動の取組内容と、?「男女共同参画を考えた防災の取り組み」について。 ?は、1977年に女性が安心して集える場所として「大田区立婦人会館」が設立。その後2000年に大田区立男女平等推進センターとして開館。04年に指定管理制度を導入。「特定非営利活動法人 男女共同参画おおた」が管理・運営を行っています。特徴は、月に1回の「男の気軽なおしゃべりサロン」の開催や「ワークライフバランス」の展示会、「『やらないこと』から決める時短家事の3つの法則」講演会の他、自分らしく生きるための女性の「たんぽぽ相談」を開催。夫婦や子ども、セクハラの悩みなど女性相談員が一緒に考え、解決の糸口を探す手伝いをします。

?は、社会的に弱い立ち場の女性や子どもの視点に立ち、災害後、避難所等で(性)暴力等の被害にあってしまうことから、女性の視点も交えての防災のあり方に取り組んでいる内容を紹介。シミュレーションゲームも行いました。4つのグループに分かれ、机の上に避難所の模造紙を広げ、「入口はどこ、受付はどこにするか」や、「DV被害親子が来たらどこに案内するか」等の擬似想定での避難所の運営をしました。これには「正解」はなく、各グループで取り組んだことを発表しそれを聞くことで、よりよい方法や知恵を探すことが目的です。参加者からは「やってみると身近に感じる」「女性の立場で考えていかなければいけない」等の感想が寄せられました。

各セミナーや、男女共同参画から考えた防災は見習える事業だと思いました。