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2020年度の予算要望に向け懇談会を開催
〜日本共産党市議団と市民団体・労働組合〜

1日、日本共産党市議団は、市内で活動する市民団体や労働組合との懇談会を開催し、新年度予算編成への要望や市政への意見を交流しました。社会保障をよくする蕨の会など8団体が出席しました。

冒頭、あいさつに立った鈴木智・党市議団長は、市長市議選、参議院選挙、県知事選挙と連続した選挙での成果について触れるとともに、消費税増税を強行し、社会保障の改悪を狙う国の動向について指摘。「暮らしの現状や率直な意見・要望を聞かせていただきたい」と発言しました。

懇談では、避難勧告が発令された台風19号の際の経験から、防災にかかわる意見が集中。「暴風雨の中、避難所に行くべきか、家にいたらよいのか、高齢者はどうしたらよいのか…、判断が難しい」「避難所に何をもっていったらよいか」などの避難行動に関するもの、「避難所で食事が出されず空腹」「避難所の運営で、自主防災会がどのように機能したのか」「障がい者(の家族)は、他人に気兼ねし、体育館の床に雑魚寝するような避難所ならば、自宅に残ったほうがましと考えている。福祉避難所について、理解を広げるべき」「段ボールベットの整備など避難所の環境改善を」といった避難所の運営や環境に関わるものなど、それぞれの体験から、生々しい発言が相次ぎました。

その他にも、「障がい者の家族の中には80代の親が60代の子どもの介助をしているところもある。早く入所施設を」「学校体育館で雨漏りのひどいところがある」「学校での外国人児童・生徒への教育支援が必要では」「民生委員の過重負担について考えてほしい」など様々な分野にかかわる要望も出されています。

日本共産党市議団では、この日出された意見を検討し、予算要望に反映させるとともに、引き続き、市民や団体、労働組合などとの懇談を進めることにしています。