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地域防災を支える消防団ー蕨戸田消防特別点検実施

防水試験(中央小学校グランドにて)
防水試験(中央小学校グランドにて)
埼玉県消防協会蕨戸田支部の消防特別点検が11月10日に行われました。
 
消防団は、消防組織法に基づいて各市町村に設定される消防機関であり、平成25年には「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が成立し、地域防災を支える消防団の役割が増してきています。

特別点検では、蕨・戸田市の消防団の姿勢及び服装点検、機械器具点検、ポンプ操法、放水試験を実施し、点検者として頼高英雄市長が点検しました。

 特別点検の講評・訓示を述べるにあたって頼高市長は先の台風19号に触れ「消防団のみなさんにも警戒にあたっていただいた。避難所は19カ所開設し、1724人(10日現在)が避難をした。蕨市の被害は比較的小さかったものの、県内では相当被害が出ており、坂戸市、東松山市への支援として職員を派遣している。そうしたもとで今年度の特別点検が実施された。消防団が日頃からしっかり訓練されていることが伺え、引き続き地域防災への力添えをいただきたい」と述べました。

 今回の台風19号で荒川が危険水域に達したことを報告し「荒川調節池の効果が発揮されており、昨年度から第2・第3調節池の建設(1670億円)がはじまり、5100万㎥の調節能力があり、水害被害の軽減が期待できる。引き続き市として国・県、関係機関と連携し、また行政や消防団、地域一体となって安全安心の町づくりを進めていきたい」とあいさつしました。