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カラスの生態を知り、共生を考える
環境フォーラム開催される

11月12日、蕨市と公衆衛生推進協議会が共催する蕨市環境フォーラムが市民会館で行われました。

はじめに、主催者として、頼高英雄市長と野島善蔵公衆衛生推進協議会会長が挨拶。頼高市長は、市民のごみの分別化・資源化がすすんでいることなどを紹介。

また、今年度はゴミ処理施設の延命化工事を行うため、11月の16日間は焼却炉を停止して工事を行います。さいたま市、川口市に搬入するためゴミの減量分別をお願いしたいと呼びかけました。カラスも多くなっていて環境美化の問題としてしっかり取り組んでいきたいと述べました。

続いて、「カラスの生態について学び、人間とカラスの共生について考える」と題して、日本野鳥の会 主席研究員の安西英明氏が講演。蕨にはハシブトガラス、ハシホソカラス、ミヤマガラスの3種が生息している。地球上の生物は明日おもしれない危うい命のなかで生きている。餌をとることを使命として生きている。ハシボソは頭が良く、ハシブトはちゃっかりおこぼれを狙う。人を覚えて襲ってくることはない。子育て中の親は襲ってくることがある。環境教育をみるには鳥の生態が一番よくわかる。また、環境問題は大量消費をやめ、持続可能な社会をつくろうと述べました。

会場からカラスは嫌いな色はありますか?との質問に、嫌いな色はなく、最初はびっくりするが、すぐに学習をしてしまう。おそってきたら目をみると逃げる。また、人間をよくみているので、予想しない動きをすると驚いているなど、カラスの習性についておもしろく学ぶことができた講演となりました。

環境フォーラムには日本共産党市議団の山脇紀子市議会議員が参加しました。