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「自転車をいかしたまちづくり」一区議長会議員研修会に参加してー市議会議員 やまわき紀子

自転車ツーキニストの疋田氏
自転車ツーキニストの疋田氏
11月19日、埼玉県市議会一区議長会議員研修会が行われ、日本共産党蕨市議団全員で参加しました。
 
この日のテーマは「自転車を活かしたまちづくり〜自転車生活の愉しみ〜」。講師の疋田智氏(自転車ツーキニスト・TBSプロデューサー)は、自宅から会社までの通勤に自転車を使う「自転車ツーキニスト」を名乗り広めたことで知られています。自転車の乗り方、楽しみ方、ひいては自転車行政の形、理想的な都市交通のあり方などを論じました。

 千代田区にはコミュニティ道路が増え、「道路は車だけのものではない」というコンセプトができつつあります。自転車の事故の多くは生活道路で起きていることを指摘。京都市自転車審議委員を務めていることから、京都市での先進的な自転車政策を紹介しました。京都では生活道路に自転車レーンをふやし、まちなか駐輪場や雨カッパの自動販売機を設置。自転車レーンは、左側通行を徹底させること、車のスピード抑制につながるとの2つの意味があると強調しました。また、蕨からも都内への自転車通勤は可能だと紹介し、自転車通勤は健康的で経済的、満員電車に乗らなくてもよい、街の四季が感じられ街が身近になるなどいいことばかりであると話しました。ドイツ・ミュンスターの自転車化政策を紹介し、最後に、「自転車のメリットは?渋滞の緩和?交通死亡事故の激減?医療費の大幅削減?環境への貢献?街の活性化につながる」とまとめました。

 とてもおもしろい講演で蕨のまちづくりにこそ、コミバスの充実とともに、より自転車行政がすすめやすいと思いました。