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被爆者とこころひとつに 草の根の運動を継続ー被爆者連帯援護わらびの集いーわらび原水協

被爆者に募金を手渡す(写真左から佐藤理事、高橋氏、木内氏、杉本会長)
被爆者に募金を手渡す(写真左から佐藤理事、高橋氏、木内氏、杉本会長)
原水爆禁止蕨市協議会は、12月7日、自治会館において第39回被爆者連帯・援護わらびの集いを開催しました。
党市議団の鈴木智・山脇紀子両市議が参加しました。

 はじめに杉本憲会長が「被爆者の運動が核兵器廃絶へと大きく世界を動かしています。被爆者と心をひとつに草の根から運動を進めていきましょう」とあいさつ。この一年蕨駅頭などで寄せられた被爆者援護のための募金を埼玉県原爆被害者団体協議会と蕨市被団協へと手渡されました。「寒い日も暑い日も苦労して駅頭で集めていただいた募金は大切に使わせていただきます」とお礼の言葉がありました。

 集いには、?橋溥県被団協事務局次長が参加。?橋氏は、5歳の時に広島の爆心地から1・5キロの自宅で被爆。家がつぶされ家族で逃げる様子や、広島の町並みは地獄のようだったと当時の状況をくわしく話し、戦争は二度とはあってはならないと語りました。

 木内恭子県被団協副会長は、9歳の時、広島の爆心地から1・5キロで被爆。友達はみんな死んでいったが自分が生かされた意味を考え、看護師になって協同病院等で働き、肥田前会長に知りあった経験を話しました。「核兵器の非人道性を若い人に伝えバトンを渡していきたい。来年のNPT再検討会議にむけて運動を広げ、一緒にがんばっていきたい」と訴えました。

 参加者全員が自己紹介をしながら「ヒバクシャ国際署名」の推進や、世界大会へ参加した際の感想、69行動やそれぞれの団体での平和の取り組みなどがんばっていきたいとの決意を述べました。

 集いの前に2019年度原水爆禁止蕨市協議会総会を開催し、ヒバクシャ国際署名の継続推進や平和行進の実施など行動方針等を審議し、承認しました。