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社会保障の充実めざして市民と蕨市が懇談-社会保障をよくする蕨の会

切実な思いを交わす社会保障をよくする蕨の会の皆さん
切実な思いを交わす社会保障をよくする蕨の会の皆さん
12月18日、社会保障をよくする蕨の会と蕨市との懇談が行われました。
 
介護保険・生活保護・障がい者福祉・こども子育て支援の各懇談項目について事前に示されていた市の回答・見解に基づいて懇談がスタート。

 参加者からは、「他市の例では、介護現場の人手不足がサービス低下に影響していると聞いた」「老々介護の実態をつかんでほしい」「生活保護制度の改悪が行われている中だからこそ、不足しているケースワーカーの充足が必要」「障がい者入所施設の整備について新年度検討される『計画』の中で明記してほしい」「保育での、いわゆる『3歳の壁』の解消を」「幼保無償化対象外となるひかり幼稚舎への補助が実現してよかった」など、率直な要望や意見が表明されました。また、職員からは、この間の対応や今後の方向性などが丁寧に語られました。

 そのあとは、国民健康保険税の税率見直しの状況について説明を受け懇談。参加者から、今回の見直しに一定の理解が示された一方で、「均等割りが大きくなれば、子どもの多い子育て世代に負担が大きくなる。対応を考えてほしい」「事情は分かるが、やはり引き上げとなると影響が心配」などの発言もありました。

 懇談終了後、参加者からは、「すべて解決というわけにはいかないが、市民の思いを直接聞いてもらう機会としてよかった」「事前に解答が寄せられるなど、市の真摯な態度が伝わってきた」などの感想が語られていました。

 なお、この取り組みに、日本共産党市議団から鈴木智議員、武下涼議員が参加しました。