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この空はだれのもの?羽田空港増便問題学習会

羽田空港(東京都大田区)に離着陸する飛行機に、都心部上空を低空飛行させる国土交通省の計画に重大な問題があることを広げ、撤回させるため2月23日、さいたま市民の羽田空港増便問題を考える会が学習交流会を企画しました。学習交流会には、日本共産党蕨市議団から鈴木智、武下涼両市議が参加しました。
  
航空評論家(元日本航空機長)の杉江弘氏は、1月末から旅客を乗せて新ルートを飛行する「実機確認」でも、国交省が説明する「最大80デシベル」以上の騒音が住民の測定で出ていると指摘。また、世界の大空港が都心から郊外に移る中、羽田新ルートは世界に逆行している。着陸機の降下角3・5度も類例のない急角度で、尻もち事故の危険が大きい」と強調しました。

 各地の住民運動団体でつくる「羽田問題解決プロジェクト」の大村究代表は「私たちが『都心低空飛行せずとも増便は可能』と代替案を示しても、国交省は話し合おうとしない。品川区では住民投票の実施へ運動している。各地の声を集めて、新ルート撤回を求めていきたい」と述べました。

 参加者からの質問では「新ルートは害が大きいことが分かった。この低空で飛行機が飛ぶと思うと、ひやひやする」と話していました。

蕨市上空も飛行経路に
首都圏上空を飛行する新ルートは、蕨市上空も飛行します。南風の悪天時の午後3時から7時に、1時間当たり30機が蕨上空を飛ぶことになります。
党市議団としても2014年から問題点を示し、中止の声を上げてきました。引き続き、都内・近隣市の市民団体とも連携して、「住宅地に飛行機を飛ばすな」の声を広げて行きます。

川口の青木町公園から、蕨市塚越7・5丁目、南町2・1丁目、中央7・6・5丁目、中央小、錦町1丁目、イトーヨーカドーを通り、上戸田へ抜け羽田へと着陸していく。