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卒業式・入学式・児童の居場所 小中学校での新型コロナウイルス対策

2月27日、安倍首相は突然の「休校」要請を発表し、全国各地で衝撃が走りました。蕨市では、埼玉県の要請も受け、3月2日から4月7日まで小中学校を休校(春休み含む)。日本共産党市議団は、議会での質問や、市長・教育長あての要望書を通して、不安に思う保護者や児童生徒の思いを伝え、柔軟に対応することを求めてきました。
工夫を凝らした卒業式
 新型コロナウイルスの感染が懸念されるなか、大きな節目である子どもの卒業式について、子どもも保護者も「どうなるのだろう?」と不安を抱えるなか、各小・中学校では規模を縮小しての式が開催されました。参列者は児童・生徒と教職員のみ、内容は証書授与と学校長式辞が中心です。
 それでも、卒業する我が子の姿を見たい保護者の気持ちに応えるために、校舎外に設置したモニターで中継したり、ビデオ撮影をしたCDを保護者に配布したり、最後に学校の門を卒業生が出る時に、親が拍手で門出を見送るなど、各学校で工夫した対応がとられました。
 なお、入学式については、4月8日。参列者は保護者(小学校は1家庭に2名まで、中学校は1名)と教職員、在校生(代表1名)で行われる予定です。
小学校児童のあずかり状況など
 3月26日まで、小学校において児童の預かりを実施。初日の3月2日は437名、3日以降は一日平均300名前後が利用しました。この間、子どもの運動不足解消のために20分休みに校庭を開放した他、18日からは在校児童に午後の一定時間校庭を開放する等の対応がとられました。