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「あったか市政」の真価を発揮し、市民の願いを生かした対策を 日本共産党市議団が要望書(第2弾)を提出

世界中で新型コロナウイルの感染が拡大し、国内では感染者数が累計で1万人を超えたことが報じられました。市内でも市民や市立病院での感染事例が伝えられるなど、市民の不安が広がっています。加えて、長期にわたる外出自粛や休業要請による影響も日々深刻になっています。
 一方、安倍政権の対応は「外出自粛や休業要請と一体に補償を」との要求に背を向けるとともに、医療崩壊を阻止する実効ある措置が盛り込まれていない等、重大な問題があります。日本共産党は、16日に「感染爆発、医療崩壊を止める緊急提案」を発表し、国の新型コロナ対策補正予算案にかかわる提案を示しました。
 また、20日、日本共産党市議団は市民からの相談や不安な思い、切実な要望などを要望書にまとめ、頼高英雄蕨市長に手渡しました。党市議団の新型コロナウイルス対策の要望書は先月に続き2回目です。
 要望書では、マスク等が不足する介護施設があることや、発熱が続くのに検査が受けられず不安を抱く市民の思いを紹介。根本的には国の対策が必要な課題との認識を示したうえで、市民が厳しい状況に置かれている時こそ「あったか市政」の真価を発揮し、市民の願いをいかした対策を進めるよう求めています。
 懇談では、党市議団は、市内の事業者などの厳しい状況などについても紹介し、一層の取り組みを要望。頼高市長は、近隣市での取り組みにも触れながら、「引き続き、一生懸命に頑張ります」と応えました。
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 要望項目の概略は以下通りです(全文は市議団ホームページに掲載)。
1、市民、および市職員の感染防止。マスクや消毒が不足する施設への支援。
2、市立病院での感染防止を徹底し、地域医療の中核を担う病院の再開を。
3、国・県に、相談・検査・医療の体制強化の要望を。
4、国・県や医師会と連携し「発熱外来」の整備を。
5、蕨市として相談窓口の設置検討を。
6、市内事業者などの現状を把握し、支援のための蕨市の独自施策を。
7、市民への支援の窓口となる蕨市社会福祉協議会、蕨商工会議所の受付・相談体制強化に市の支援を。
市内でも感染事例を確認
 すでに報道されているように、市内の感染事例1件が埼玉県より発表されたほか、市立病院では医療従事者2名、退院患者2名の新型コロナウイルス感染が確認されました。
 これを受け、市立病院では、全ての新規外来患者、救急患者の受け入れ等を4月21日(火曜日)まで停止、併せて施設の消毒や全ての関係者へのPCR検査などの対策を実施しました。その後、先に感染が確認された4人以外で検査を行った63人全員が陰性だったこと確認。22日から産科業務、新規外来患者の受け入れ、救急診療を通常通り再開することが発表されました。
相談・要望などお寄せください
 日本共産党蕨市議団では、引き続き、市民のみなさんからの相談や要望などを受け付けています。新型コロナにかかわることはもちろん、それ以外の内容でも結構です。ぜひ、日本共産党蕨市議団までお声がけください。