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社会保障制度を活用しよう 〜オンライン研修に参加して〜
市議会議員 武下 涼

新型コロナウイルス感染拡大に関連する解雇や雇止めが4万人を超えました。(見込み含む)7月1日時点で3万人を超え、1カ月弱で1万人増加しました。

この間、コロナの影響で研修会など軒並み中止となりましたが、生活保護問題対策全国会議(以下、対策会議)は「こんな状況だからこそ」とオンライン研修会を開催し私も参加しました。いのちや暮らしを守るための活用できる制度や周知などを広げて行くことが研修の中で強く呼びかけられましたので以下、報告致します。

支援の現場から
講師は、元世田谷区のケースワーカー・田川英信さん、弁護士・小久保哲郎さん(対策会議・事務局長)、一般社団法人シンママ大阪応援団代表理事・寺内順子さん等様々な分野で活動している方々です。

大阪でシングルマザーを支援している寺内さんは、「ママと子どもの生活を安定させるためには国の制度として生活保護、児童手当や児童扶養手当、また、ホームヘルプ事業や保健師による家庭訪問、住宅政策等自治体による重層的なサービスの活用が大切」と述べ「よりきめ細かなサポートとして私たちのような団体を活用してほしい」と話しました。
 
人にももちろん心があり、ちゃんと仕事がしたいと思っている。だからこそ、法令・通知を熟知して私たちは活動し、支援している。大切なのは、目の前にいる人の命を守るために役所でできることを考えてほしいと精一杯伝えること」と強調しました。

研修を通じて実感したのは「力になってくれる頼もしい団体がこんなにも存在している」ということです。

新型コロナの影響で生活がままならない、そんな時こそ、社会保障制度・生活保護を活用しましょう。現在の感染状況を見ても早期に治まるような状況ではありません。ひとりで悩まずに、ぜひご相談ください。