index
市民の願いを生かした国保運営、新型コロナ対策をー日本共産党市議団が頼高市長に申し入れ

頼高市長(右)に申し入れる日本共産党蕨市議団 (左から武下、宮下、山脇、鈴木各市議)
頼高市長(右)に申し入れる日本共産党蕨市議団
 (左から武下、宮下、山脇、鈴木各市議)
8月24日、日本共産党蕨市議団は、頼高英雄蕨市長に対し、「国民健康保険の運営に関する申し入れ」「新型コロナウイルス感染症の対策に関する緊急申し入れ」の2件について申し入れを行いました。頼高市長は要望書を受け取り「しっかり受け止め、市民の暮らし・健康を守るために全力をつくす」と答えました。 要望書の趣旨・要望項目の概要は以下の通りです。

国保税の引き上げを押し付ける県の方針に反対を
 埼玉県国保運営協議会で検討している玉県国民健康保険運営方針(第2期)の案では、保険税水準統一を初めて表明し、2026年度までに「赤字」とされる法定外繰入れを解消することが明記されました。これは、経済的に弱い立場にある国保の被保険者に過重な負担を押し付けるものです。
 蕨市では、市民生活を支える立場から、国保税率を抑える努力が続けられてきましたが、この努力を否定するものです。
 今、新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、困窮する自営業者などの被保険者の生活と健康を守ることこそ、最優先の課題です。
 以下の内容について申し入れさせていただきます。

(1)県国保運営方針(第2期)に実情を無視した保険税水準統一、「赤字」とされる法定外繰り入れの解消を盛り込まないよう強く要望を。

(2)くらしを支える立場で国民健康保険の運営を。

検査・治療体制の拡充など新型コロナ対策のいっそうの推進を
 新型コロナウイルス感染症は拡大傾向で、市内感染事例は8月23日までに51件。市民不安は拡大していますが、国の対応は不十分です。
日本共産党は7月28日に安倍首相に、新型コロナウイルス感染症の急拡大を抑止するためにPCR等検査を大規模に拡充することなどを求める緊急の申し入れを行いました。蕨市ではすでに3回の緊急対策を発表し、推進しているところですが、より実効性ある感染防止策がとられるよう以下の内容について申し入れさせていただきます。

(1)日本共産党「緊急申し入れ」を推進するよう国・県に要望を。

(2)市立病院、小中学校、保育施設、介護施設など、感染リスクの高い職場の職員が定期的にPCR等検査を受けられるよう検討を。

(3)市民がPCR等検査や必要な医療を受けられるよう、蕨市としても体制の整備や実施機関への支援を。市立病院が感染防止や医療で積極的役割を。