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ワクチン接種とともに、検査、医療体制の充実、暮らし・営業守る対策をー日本共産党蕨市議団が頼高市長に申し入れ  

頼高市長(中央)に申し入れをする日本共産党蕨市議会議員団(左から宮下市議、山脇市議、市長、鈴木市議、武下市議)
頼高市長(中央)に申し入れをする日本共産党蕨市議会議員団
(左から宮下市議、山脇市議、市長、鈴木市議、武下市議)
3月21日の緊急事態宣言解除後も、地域によっては過去最高の感染者数を記録するなど予断を許さない状況が続き、蕨市でも宣言解除後の2週間で42人(4日現在累計521人)の感染が報告される状況です。また、5月からは65歳以上を対象にワクチン接種が始まりますが、効果・安全性、確保状況などの課題が指摘されているほか、各メディアからは変異種の感染拡大や子どもの中でのクラスター発生も報じられ、市民の不安は広がっています。
 
こうした中、3月30日に日本共産党蕨市議団は、頼高市長に対し4回目となる「新型コロナウイルス感染症の対策に関する緊急申し入れ」を行いました。申し入れの際、鈴木智市議団長は、今日の状況にふれながら「ワクチン接種に加え、感染防止のための相談、検査、医療、感染者保護体制の強化、市民の暮らしや営業の支援などの対策が引き続き重要。本日は、3月議会の議論も踏まえ、特に重要と思われる事項を要望するので、市政運営に生かしてほしい」と発言。?ワクチン接種(市民への丁寧な情報提供や体制の拡充など)、?感染防止・検査体制の充実(病院、学校、保育、介護などの施設でのPCR検査など)、?市民のくらし・営業を守る(納税等での市民への配慮、国への持続化給付金第2弾の要請など)?コロナ禍を乗り越える市政運営(市民不安が広がる中での負担増や市民サービス廃止は行わないことなど)の4つの柱からなる14項目の要望事項を示しました(詳細は後述)。

頼高市長は「議会でも様々な提案をいただき、一つひとつの重要性は認識している」「市民の声を届けていただきありがたい」と述べるとともに、当面はワクチン接種や、市独自の感染対策である濃厚接触者以外のPCR検査を継続し、「あったか市政の真価を発揮する立場で、必要な対策に取り組む」と述べました。

《要望項目の概要》

ワクチン接種
▽安全性・有効性、副反応など、市民の不安にこたえる情報提供を▽時期や順番、予約方法などの情報が、必要な人に届く工夫を▽外出が困難な市民への対策の検討▽国・県に十分なワクチン確保と公正な分配について要望を▽保健センターの体制強化を
感染防止・検査体制の充実
▽市の施設における感染防止策の徹底▽検査・医療の体制拡充など国・県に強く要望を。特に、病院、学校・教育施設、保育施設、介護施設、福祉施設などでのPCR等検査は国・県に要望し、本市としても検討を
▽市立病院が積極的役割を

くらし・営業を守る
▽減収となった市民・事業者の納税における柔軟な対応▽納税担当等と生活保護等の窓口との連携体制を▽飲食店の営業自粛への協力金の改善、持続化給付金(第2弾)の実施を国に要望を▽蕨市の小規模企業者応援金(第3弾)の実施と「店舗等リニューアル助成制度(仮称)」の具体化。

コロナ禍を乗り越える市政運営
▽高齢者施策など事業の中止などの影響について早急の対策を▽市民の不安が広がる中で、少なくとも当面は、市民の負担増や市民サービス等の縮小・廃止などは行わないこと