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高齢者医療費2倍化法が成立ー撤回求める世論を広げ、政治を変えよう

国会請願署名を手渡す(写真左から、武下・宮下・塩川・伊藤・梅村各氏)
国会請願署名を手渡す(写真左から、武下・宮下・塩川・伊藤・梅村各氏)
6月4日、参議院で75歳以上の医療費窓口負担(原則1割)に2割負担を導入する高齢者医療費2倍化法が、自民・公明などの賛成で可決、成立しました。日本共産党は討論で「高齢者の命を削り尊厳を脅かすものであり断じて許されない」と厳しく批判しました。

「撤回」署名の提出行動 日本共産党埼玉県委員会

 同日、日本共産党埼玉県委員会は、参議院議員会館で、国会請願書名の提出行動を行いました。蕨市からは宮下奈美市議、武下涼市議が参加。塩川鉄也衆議院議員、伊藤岳参議院議員、梅村さえこ前衆議院議員に「75歳以上医療費窓口負担2割化撤回を求める請願署名」2449人分「消費税率5%への引き下げを求める請願」2063人分などを託しました。

 塩川議員は、「75歳以上医療費窓口負担2割化法案はとんでもない」と厳しく批判。消費税についても「コロナ禍だからこそ『消費税引き下げを』が大きな声になっている」とコロナ対策に全力をあげていく決意を表明しました。

 伊藤議員は、高齢者医療費2倍化法が可決・成立したことを報告し「(政府は)コロナの対応をまじめにやらずに、高齢者には医療費2倍化というペナルティーを科す、傷口に塩を塗りつけるような法案」「断固抗議をしていきたい」と訴えました。また、オリンピックについて「中止しかない、野党共闘で最後まで闘っていきたい」と強調しました。

 梅村氏は、国会が最終盤だとして、悪法を強行すればするほど管政権の強権ぶりが明らかになっていることを述べ、自身が北関東で市民を訪問し市民の声を聞いてきたこともあわせて、「今、菅政権への批判が高まっている」「野党連合政権で政権交代を」と訴えました。