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2021年原水爆禁止世界大会はじまるー核兵器のない世界への新しい段階に足を踏み出そう

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8月2日から9日まで、「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を―人類と地球の未来のために」をテーマに、原水爆禁止2021年世界大会が開催されます。
 
コロナのパンデミックが今なお続くなかで、オンラインの条件を活かして、核兵器廃絶の流れをリードする市民社会の運動と国際政治をリードする国連や加盟各国のリーダーも招いて核兵器のない世界を実現する知恵と経験の豊かな交流が行われます。 

 この大会は核兵器禁止条約の発効の下での最初の世界大会となります。核兵器禁止条約の発効は、新たな法的規範ができただけでなく、核兵器を禁止・廃絶する世界的プロセスが現実に開始されたことを意味します。

 大会には国際政治の舞台で禁止条約の作成・発効でそれぞれ中心的役割を果たしているオーストリア政府のアレクサンドル・クメント大使(6 日、ヒロシマデー集会)、マレーシアのサイエド・ハスリン・アイディド大使、メキシコのメルバ・プリーア大使(9 日、ナガサキデー集会)を迎えます。

 8月2日は世界大会国際会議が開催。世界大会のスタートとして国際会議では核保有国、核兵器依存国で活動する海外の代表とともに、世界大会のテーマにもとづき討論。焦点は核兵器禁止条約への自国政府の参加です。日本原水爆被害者団体協議会事務局長の木戸季市さんのあいさつや核保有国からアメリカやイギリス、インドの代表、アメリカの同盟国で核依存国であるベルギー、韓国から参加。アジアで核兵器禁止条約の先頭に立つベトナムの代表も参加。

 さらに、広島、長崎から全国、全世界に発信する2つの現地集会「被爆者との連帯のつどい」が開催。他に 科学者集会や核兵器と原発、映像、女性、青年、高校生など五つの関連企画も準備されています。

 2 日から 9 日までは、各国の政府に核兵器禁止条約への参加を求めることを共通の行動とした「平和の波」も呼びかけられ、アメリカでは、原爆投下の記念日に、全米で行動が準備されています。

 市内ではわらび原水協が主催となって団体で世界大会を視聴し大会に通しで参加しました。(次号に詳細を報告)