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2021年度蕨市環境フォーラム ハチ・ネズミの防除を学ぶ
市議会議員 武下涼

環境問題の取り組みや公衆衛生の向上、ごみの分別啓発など住みやすいまちづくりを進めている蕨市公衆衛生推進協議会と市が主催する環境フォーラム(昨年はコロナの影響で中止)が2年ぶりに開催されました。

共同主催者あいさつとして、頼高英雄市長は、この間の新型コロナウイルス感染症に対する緊急対策、ワクチンの接種状況など報告し、「カーボンニュートラルの脱炭素社会に向けた取り組みが、地球温暖化を防ぎ、地球の未来を守るためにも重要な取り組み」と述べ、現在進めている、蕨戸田衛生センターの焼却炉の延命化工事計画の目的についてあらためて触れ「建て替えに160億円以上かかることから長持ちさせ、また焼却炉等の省エネルギー化を図っていく」と説明し、「当面の予定として、12月5日日曜日には、2年ぶりとなるクリーンわらび市民運動を実施する予定であり、引き続き、市民のみなさん、公衆衛生推進協議会のみなさん、一緒に地道に取り組みを進めていきましょう」とあいさつしました。

有害生物の問題について
 「有害生物問題について」と題し、村田光氏(一般社団法人・埼玉県ペストコントロール協会副会長)が講演しました。

村田氏は、相談件数の多い、ハチの防除、ネズミの防除、新型コロナウイルス消毒業務について、専門的な技術や知識、また、一般家庭で役立つ防除方法を参加者に伝えました。

有害生物の防除については、「個人で対応できる段階のケースもあるが、お困りの際は、当協会では『害虫相談所』を常設しており、相談は無料で行っている」と紹介し、「相談内容に応じて適切な事業者を紹介することも可能だ」と説明がりました。

ハチの防除では、命を一番脅かすスズメバチの防除について、「蕨市では、スズメバチの巣の駆除は事業者の方などは対象外となっていますが、市が費用を負担し責任をもって、防除されるわけですから、安心できる体制があります」と述べました。

ネズミの防除については、「毒餌は、効果はあるが、予防で毒餌を置くというのは非常に良くない。ネズミが出てから、活動範囲内においていただきたい」など、呼びかけました。

フォーラムに参加して
有害生物問題への対応は、ペストコントロール協会に常設されている無料相談窓口「害虫相談所」を利用すること、個人で無理せず、ケースに応じて専門家に依頼、命を脅かすスズメバチの防除は、市の駆除制度が活用できることなどを広く伝えていくことが大切だと実感しました。