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国保税の税率見直しについて審議ー国民健康保険運営協議会報告(市議会議員 やまわき紀子)

2021年度第4回国民健康保険運営協議会が11月25日に行われました。
 議題は、国保会計補正予算案、国民健康保険税の税率の見直しの検討についての2件。全委員が了承しました。

 国保会計補正予算については、保険給付費を1億2900万円増額、高額療養費を5300万円増額するもので、その理由について詳細に質疑したところ、新型コロナの感染拡大が広がる中、これまで受診控えをしていた市民が病院にかかりはじめているが、例年以上に給付費がのびているためリバウンドがおきている状況。高額医療についても、コロナによって受診控えや健診をうけていなかったため重症化しているケースがでているという見方ができると答弁がありました。

 つぎに、蕨市国民健康保険税の税率の見直しの検討について担当課から説明を受けました。

 前回の試算よりもコロナでの受診控えからの反動による医療費の増加や国による激変緩和措置の終了により納付金の増加が見込まれるものの、その予想は難しいとの報告でした。

 さらに、埼玉県が示す1人あたり標準保険税12万5828円に対して蕨市は9万2906円(2021年度実績)であること、また、この開き・不足率35・4%と見込んでいたが、現時点での試算では39・7%まで開きが伸びてきていることが説明されました。

 以上を踏まえ、10月の協議会で示されたとおり、2022年度には13%の見直しすることで協議に入りました。

審議の中で、「見直しについてはさけれない事情は理解した。今回はさまざまなケースにおいて値上げを比較してもらい近隣市に比べて、この程度の値上げになるということをもっと市民に広報をお願いしたい。理解いただくにはもっと説明していかないといけない」と意見を述べました。さらに、「前回のように説明会を開催をするほか、わかりやすい資料を用いて動画での説明やHPに掲載するなど工夫して広報を検討してほしい」と要望しました。
 
諮問については12月に答申をまとめ、頼高市長に提出する予定になっています。