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アウトメディア推進大会 スマホは子どもを賢くするか?を解き明かす

11月23日、蕨市アウトメディア推進会議主催(成田弘子会長・蕨市・蕨市教育委員会後援)で第10回蕨市アウトメディア推進大会が行われ、党市議団からやまわき紀子市議が参加しました。

 はじめに成田弘子会長が主催者あいさつを行い、推進会議として「ネットいろはかるた」を作成し、各小中学校に配布したことを紹介しました。来賓あいさつに立った頼高英雄蕨市長は「蕨市はいち早くアウトメディア宣言を行った。メディアと上手につきあっていく事が必要。引き続き取り組みを進めていきたい」と述べました。

 「知っておくべきスマホとのつきあい方〜スマホは子どもを賢くするのか〜」と題して松崎泰氏(東北大学教授)が講演。
 松崎氏は仙台市のスマホ利用の研究に参加した際の結果をもとにICT機器の導入が子どもの学力に及ぼす影響を報告しました。
 「スマホ等は情報収集を容易にするが多い情報は理解を助けない」と述べ、小学生はたくさんの情報から必要な情報を見つけ出し、関連づけることは難しい。中学生も半数が複数の整理されていない情報の統合は難しいとの結果。スマホの罠として?時間の側面?学習面の側面があり、結果、長時間スマホ等を使うと学力が低下。結果、スマホ等を長時間使うと学力が低下するため、一時間未満に減らすと学力によい影響がでている。
 最後にスマホ等をどう使ったらいいか?と問いかけ「?平日家庭でスマホ等を1時間以上使用すると学力に悪影響がではじめる?スマホ等で音楽、ゲームをしながら勉強するのは学習の基盤である集中力を散漫にする?学習目的の年齢にあった教材を用いストレスのないUIがよい?スマホ使用のみで学力は規定されるわけではない?大人でもスマホの使いすぎは生産性の危険性」とまとめました。

 今年の推進大会では北小学校の児童がアウトメディアの取組を発表しました。