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被爆者とこころひとつに草の根の運動を継続ー被爆者連帯援護わらびのつどいー

しらさぎ会に募金を手渡す
しらさぎ会に募金を手渡す
原水爆禁止蕨市協議会は、12月4日、自治会館において第41回被爆者連帯・援護わらびの集いを開催しました。党市議団の鈴木智・山脇紀子両市議が参加しました。

 はじめに杉本憲会長が「核兵器禁止条約が発効されるという歴史的情勢の中、被爆国である日本政府の対応を変えるよう新しい署名に取り組んでいく。被爆者の方のお話を聞いて、引き続き、草の根から運動を進めていこう」とあいさつ。この1年蕨駅頭などで寄せられた被爆者援護のための募金を埼玉県原爆被害者団体協議会(しらさぎ会)と蕨市被団協へと手渡されました。

 しらさぎ会からは、高橋溥県被団協事務局次長と木内恭子県被団協副会長が参加。

高橋氏は、5歳の時に広島の爆心地から1・5キロの自宅で被爆。家がつぶされ家族で逃げる様子や、広島の町並みは地獄のようだったと当時の状況をくわしく話し、戦争は二度とはあってはならないと語りました。

 木内氏は、9歳の時、広島爆心地から1・5キロで被爆。友達はみんな死んでいったが自分が生かされた意味を考え、看護師になって協同病院等で働き、肥田前会長にしりあった経験を話しました。「核兵器の非人道性を若い人に伝えていきたい。核兵器のない世界の実現に貢献する日本を実現するために運動を広げ、一緒にがんばっていきたい」と訴えました。
 
参加者全員が自己紹介をしながら、「核兵器禁止条約」の発効を歓迎する話しや、12月議会での県しらさぎ会から提出されている陳情での自民党系会派の対応などが語られ、それぞれの団体での平和の取り組みや69行動など引き続きがんばっていきたいとの決意を述べあいました。

 つどいの前に2021年度の原水爆禁止蕨市協議会の総会が開催され、核兵器禁止条約批准を日本政府に求める署名の推進や、5月で600回を迎える69行動の取り組みなど行動方針等を審議し、承認しました。