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憲法施行75年 9条を守り生かす政治を
各地で憲法記念日の取り組み

憲法施行から75年を迎えた5月3日、憲法記念日のこの日に全国各地で憲法を守り生かすことをアピールする取り組みが行われました。東京・有明防災公園で行われた「改憲発議許さない!守ろう平和といのちとくらし2022憲法大集会」には1万5000人が参加。政党や市民の代表が、それぞれ、自民党などがウクライナ危機に乗じて改憲や軍拡を進めようとしていることを厳しく批判し、憲法を生かし、参院選で改憲を阻止しようと訴えました。

この中で、日本共産党の志位和夫委員長は、ロシアのウクライナ侵略について、「いま大事なことは、…『国連憲章を守れ』の一点で、全世界が団結すること」と強調。危機に乗じた9条改憲の大合唱が起きているとして、「日本が直面する最大の現実の危険は、米軍が軍事行動を始めたら、安保法制=集団的自衛権を発動して、自衛隊が米軍と一体になって、『敵基地攻撃』で攻め込む。その結果、その戦火が日本に及んでくることです」と批判しました。

さらに、自民党が5年以内に軍事費をGDP(国内総生産)比2%以上にすると宣言していることに触れ、「大軍拡が、消費税の大増税か、社会保障の大幅削減になる。火を見るよりも明らかです」と強調しました。

その上で、日本共産党が提案している、9条を生かして東アジアに平和をつくる「外交ビジョン」を紹介。「世界に誇る憲法9条を守り生かそう」とよびかけました。