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伊藤千代子の映画 原作者・監督が語る
千代子の生きざまを現代の若者たちに届けたい

100年前の日本で反戦平和を掲げる闘いのなか弾圧され、24歳の若さで非業の死をとげた社会活動家・伊藤千代子の生涯を描いた映画「わが青春をつきるともー伊藤千代子の生涯」の上映運動が全国ではじまっています。4月29日には、わらび戸田上映実行委員会による講演会が開催されました。

講演会には桂三郎監督と原作者の藤田廣登氏が登壇しました。

桂監督は新人女優のオーディションや配役の過程、撮影時の苦労などを語り、最後に「感動的な作品ができた。多くの人、若い人にみてもらいたい」と述べました。

藤田氏は、これまで、治安維持法下の時代を描いた作品は男性中心であったが、小林多喜二の女性版を描きたかった。社会変革運動の中の女性活動家たちの活動とたたかいを真正面から描く我が国初の作品になったと紹介。「自由にものを言えない時代、戦争反対、貧困のない社会をもとめてたたかった千代子の生きざまから新たな力を感じてほしい。選挙に行ってほしい。青年たちに率直によびかける映画となっているので、青年たちに届けたい」と訴えました。

わらび戸田での上映会は夏頃を予定しています。