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原水爆禁止世界大会にむけて平和行進
蕨市に対して平和行政推進を要請

1958年に始まり、今年で65回目を迎える2022年原水爆禁止国民平和大行進が、7月23日に蕨で取り組まれました。5月6日に東京・夢の島と北海道・礼文島をスタートして、8月の原水爆禁止世界大会(広島・長崎)にむけて全国で、そして埼玉県では3週間、全市町村を繋いで行われました。埼玉では、翌日の戸田が最終日となり、25日には東京に引き継がれました。

当日は晴天の中、平和を願う幅広い年代から約50名が参加しました。

市民会館前での出発集会の開会あいさつでは杉本憲蕨原水協会長が「世界では核兵器廃絶へと進んでいる。被爆国である日本も核兵器禁止条約へ参加すべきである。国民的な世論を広げていこう」と述べました。頼高英雄蕨市長からは歓迎のメッセージが寄せられました。埼玉県原爆被害者協議会の?橋溥事務局次長は「77年前の今日のような暑い日でした。私は広島で被爆しました。この命ある限り、核兵器廃絶をと運動を続けていきたい。ご協力お願いします」と訴えました。

市民会館から駅前商店街を通って蕨駅西口までの800mのコースを「核兵器をなくそう」「9条改悪ゆるさない」と宣伝カーのアナウンスで訴え、参加者は、色とりどりの団体旗や願いをこめたプラカードやうちわを掲げながら行進しました。

そのあと、蕨駅西口では引き続き、平和アピール行動が行われました。


頼高市長が賛同しペナントを託す

この行進に先立ち、実行委員会では21日に蕨市に対して協力要請の申し入れを行いました。

実行委員会からは、杉本会長、八色理事、佐藤理事が申し入れに参加し、頼高市長らが対応。要請内容について、原爆死没者慰霊鐘つき祭に市長が参加すること、原爆パネル展は公民館で実施すること、被爆者の語り部は8月14日に福祉・児童センターにおいて服部道子さんを語り部に行うこと、小学校では平和学習に取り組んでいること、世界大会にメッセージを送付すること、毎年中学生に平和都市宣言のクリアファイルを配布していることなど前向きな回答がありました。 頼高市長が、平和行進ペナント署名に協力し、杉本会長へ手渡されました。